研究テーマ

【生体用コーティング材のはく離挙動に及ぼす環境の影響】

M2 川口 逸人

インプラントには骨との接合性を高める為にハイドロキシアパタイト(HA)でコーティングを行っています。インプラント基材自体は高い耐久力を持つものでありますが、HAとの界面ではく離が起き、破壊する事が考えられます。しかし、コーティング膜のはく離試験や疲労試験は行われていますが、はく離過程の研究は殆ど行われていないのが現状です。そこで、本研究では、インプラントを使う環境を想定し擬似生体環境中と比較対象として大気中で疲労試験を行い、はく離挙動を調査します。


【シリカ粒子強化エポキシ複合材料のき裂伝ぱ挙動に及ぼす温度の影響】

M2 宮澤 勇太

半導体の高集積化に伴い、半導体とそれを封止する樹脂との線膨張係数の差に起因する熱応力が増加する傾向にある。そこで、熱応力の減少と強度の向上を目的としてシリカ粒子を充填したエポキシ樹脂が封止材として用いられている。本研究では、様々な温度と周波数でき裂伝ぱ試験を行うことにより、疲労―クリープ相互作用下でのシリカ粒子充填エポキシ樹脂のき裂伝ぱ挙動を調査してい る。応力拡大係数、疲労J積分、クリープJ積分等の破壊力学パラメーターとSEM等による組織観察によりき裂伝ぱ挙動の説明を試みている。


【交流電位差法を用いた擬似BWR(沸騰型軽水炉)下における疲労き裂進展解析】

M1 荏草和哉

BWR(沸騰型軽水炉)下288℃、7.3MPaにおけるステンレス配管などのボルトのはめ合い部などにて微小き裂からの破壊が問題になっています。そこで本研究はオートクレーブ付疲労試験機と交流電位差回路を用い、BWR下でのオーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lのき裂測定を間接 的に求め、あらかじめ求めた大気中のNiとNpを元に、高精度の疲労強度予測を目指します.


【生体用チタン合金の腐食疲労特性に及ぼす溶存ガスの影響】

 

B4 小島大輔

チタン合金は生体内の補強材として用いられています。しかし生体内でを使用する際、大気中と比べると強度が低下してしまう問題があります。その原因として腐食の影響があるとされておりますが、腐食反応の主成分である溶存酸素が強度を維持するのか、それとも強度を低下させるのか、については議論が分かれています.そこで生理食塩水中でのき裂発生・進展挙動を大気中と比較し,そのメカニズムを考察します.